2020.10.24〜25 弥山「双門の滝ルート」初ビバーク!

八経ヶ岳山頂
八経ヶ岳山頂

会員4名他1名でアドベンチャーをして来ました。梯子、鎖、岩、渡渉…とバリエーション豊かなこのコース。ピンクリボンや踏み跡はあるが違うことも多々あるのでルートファインディングが必要。渡渉は始め靴を濡らさないよう慎重になっていたが、数え切れない渡渉に気にしていられなくなり水に浸かりました。延々と続く梯子で標高を稼ぎます。よくこれだけ設置したものだと感心しきり。有難うございます。へつりではすぐ下が水量の多い流れの早い川なので落ちたら命の保証はない。会員外のトレラン女子はこの山行のために新幹線で東京からやって来た。バリエーションは初めてと見える。よくついて来ました!!しかし宿泊予定の避難小屋到着前に日没を迎えてしまった。ルート不明瞭で危険な道を進む訳にもいかずビバーク決定。適地を探しツェルトを張り、沢で水を汲み、夕食のため担ぎ上げた食料で夕食。温かい鍋などを食べてみんな少し元気になった。ビバーク地は地面が斜めなため下にずり落ちないよう朝まで寝ましょうzzz。朝ツェルトを撤収し小屋まで行く。ルートを進みあの場所でビバークして本当に良かったと頷く。小屋で朝食をとり弥山へ。昨夜は寒かったよう霧氷と青空と紅葉がすごくキレイ。稜線は嵐のように風が強かったそうだ。終盤、双門の滝ツアー(あのコースでツアーはないやろ)団体とすれ違ったがガイドは水量見て撤退したと言っていた。知らないっとことは強い。この弥山川はとても美しい。秋の紅葉もステキだったが、夏に沢へ入る目的で来ても良いと思います。同行の皆さま本当にありがとうございました。(M.美樹)

2020.10.18 大猫山〜猫又山周回

お疲れ様!
お疲れ様!

毛勝三山の一座である猫又山を周回するコースに行ってきました。大猫山までは急登、藪漕ぎの連続で体力の消耗が激しかったです。藪は自分の背丈くらいある所もありますが、よく見ると下道は付いています。大猫平は池塘がいくつもあって黄色になった草が広がる草原地帯のようです。大猫から猫又の稜線を歩いていると雪の剱岳と、その奥に白馬や五竜や鹿島鑓も見えました。釜谷山と毛勝山を連なる稜線、剱岳を守るようにドンと構える赤谷山の姿はカッコいいです。猫又からブナクラ峠までは笹藪がしっかり刈られていました。渡渉する沢も水の量は少ないようでした。計画では17時近くになるかと思っていましたが、刈り払いされていた場所や渡渉が楽に進められたおかげで予定よりも早く下山できたと思います。 5時40分に出発、15時30分に車を停めたゲートまで戻ってきました。全長14.6キロでした。(I.洋平)

2020.10.11 頚城山系 阿弥陀山

山頂記念写真
山頂記念写真

ここ数年昼闇周辺や吉尾平、放山等、積雪期に山スキーで訪れる別天地、其の度気になる山、阿弥陀山。何時か行きたい。数年、思案も道もなく藪と岩稜、雪崩と険悪だが、海谷側の沢からを考え昨年計画も悪天中止。今年も台風が?しかし急遽ズレて行く機会を得た。昨年とほぼ同様の9人が参加。前日、三峡パークP広場で幕営、泊。11日早朝、登山道を海谷渓谷732高地へ。河原で沢装備に替え阿弥陀沢へ。この沢そんなに難しくないのだが、入る人も極稀なのでヌメリも有り小滝や岩も注意し、遡行と巻きも交えて進む。1200m辺りの二又1対1。検討して左の本流へ。水が枯れても藪少なく(最後の岩稜?)心配も。懸垂もなしで稜線、尾根に出た。ここに沢靴デポ(赤布目印)此処からが激藪、尾根を進み一部の岩稜で一息、紅葉も綺麗。霧で視界も無い中1時間半程で山頂に着く。皆の歓声とハイタッチ。山頂の木陰の阿弥陀石仏に目潤む。しかし展望は全く無く残念だ。ここからの眺望、見たかった。帰路も同ルートで激藪も、沢は沢靴に履き替え、下るも意外と時間を食う。732高地に着く頃天気回復。ここで記念写真、皆満足そう。靴履き替え、途中の登山道で日没、ライトでPに戻る。皆さんの力量、頑張りと協力のお陰で念願の阿弥陀山頂に行けました。有難う…。(N.展明)

2020.10.11 紅葉と温泉山行「妙高山」

頂上は岩だらけの妙高山
頂上は岩だらけの妙高山

燕温泉から頂上までピストンするコースで妙高山へ行ってきました。この日は朝から気温が高く、歩いている時も蒸し暑かったです。天狗堂あたりから紅葉がチラホラ出てきました。妙高の尾根沿いには赤や黄色に色づいた木々が秋らしい景色を演出してくれます。朝7時に出発して4時間半ほどで頂上に到着しました。雲海の中に浮かぶ後立山連峰や、妙高山北峰の奥に広がる火打山の姿にしばらく目を奪われました。下山後は燕温泉の黄金の湯や関温泉の温泉宿「せきぜん」にてサッパリ。お風呂づくしの山行でした。(I.洋平)

2020.10.03 湯の谷から白山へ

登山道に合流までもう少し。紅葉に染まった白山を登ってきた。
登山道に合流までもう少し。紅葉に染まった白山を登ってきた。

沢を遡行して白山に登れるなんて最初は信じられませんでしたが、Mさんのお誘いで会員4名で湯の谷の沢登りに行ってきました。ブルーベルの歴史でも湯の谷の沢登りに行った人はいないのではないか、というほどマイナーなルートとのこと。日の出のはるか前、3:30市ノ瀬から行動開始。林道を歩き終え、入渓ポイントに着いたのは7:30。なんと入渓ポイントには温泉が湧き出ていました!温泉の温かさとは打って変わって、沢の水は冷たく9月の沢との違いを実感します。また、沢を歩き始めてすぐに胸ほどの水深の水路があり、開始間もなく全身ずぶ濡れになってしまいました。さらにいくつもの滝を超えましたが、10m近くある滝では水の流れが怖くなかなか手も足も前に進められません。躊躇していると水の冷たさから、手先の感覚がなくなるほど。。。やはり普段の白山登山とは違う、厳しい自然の一面を見せつけられているようでした。一方で、周りを見渡すと、長い年月で積み重ねられた地層がくっきりと見えたり、山の斜面では紅葉が始まっていたり、渓谷を流れる水流の美しさと水の音が心地よかったり、そのど真ん中に自分が立っているということにとても感動を覚えます。道中がどんなに苦しくても、この場所に来ることが出来て良かったという気持ちが湧き出てきます。難所が連続する長い道のりでしたが、14:30に大汝峰下の登山道に合流し、満身創痍の体で下山しました。これまで目にすることがなかった白山の厳しさと美しさを実感し、貴重な経験がたくさん詰まった思い出に残る山行になりました。(T.佑介)

2020.10.02~03 秋の涸沢と奥穂高岳

この景色は死ぬまで忘れないです。
この景色は死ぬまで忘れないです。

10月2日と3日で涸沢ヒュッテ泊まりの奥穂高へ行ってきました。上高地から6時間かけてようやく着いた涸沢には雲一つない青空が広がっていました。まるで円形広場の中心にいるかのように、周りの山々にぐるりと囲まれています。これまで雑誌やネットで散々見た景色を目の前にすると、感動で言葉が出ませんでした。翌日は5時に涸沢を出発して、8時15分に奥穂高へ到着しました。曇っているものの、360度の大パノラマに大興奮です。初めての上高地から奥穂高は、すべてが刺激的で新鮮な思い出になりました。(I.洋平)

2020.10.01〜02 栗駒岳(1626m)焼石岳(1547m)

泉水沼に映る焼石岳
泉水沼に映る焼石岳

東北遠征第2弾。念願の栗駒岳に行ってきました。残念ながらガスで紅葉は今一つ綺麗には見えませんでしたが妄想しながら周回を楽しみました。翌日は早朝4:30つぶぬま登山口より暗黒の森の中に出発!本日は9時間の行程で焼石岳を目指します。天候は回復しキラキラな朝日を拝みました。銀名水避難小屋を過ぎた辺りからは赤い絨毯が私達を出迎えてくれ想像以上の素晴らしさでした。すれ違う地元の登山者から「いい日に来たね!今日は今年一番だよ!」「日帰りかい?もったいない。小屋に泊まっていけや!」と声をかけられました。栗駒岳とは違い地元の人に人気の山のようです。毎日散歩に来てるという単独長靴お母さんにはビックリしました。たぶん70代半ば。えっ?散歩?GOTOトラベルの恩恵で宿は何やかやで半額。地元のクーポン券でお土産GET!新幹線は35%OFF!あまり大きな声では言えませんがお得感いっぱいの山旅でした。(I.乃里子)