北海道での山登り最終日、本日は阿寒湖の畔、滝口コースから雄阿寒岳をめざして登る。水門を通り阿寒湖の縁を回るようにして歩き太郎湖、次郎湖の脇を抜ける。道には倒木が多く、身体をねじって越えたり潜ったりして進む。1合目看板が表れた。ここからは本格的な登山の始まりだ。途中エゾシカが道の真ん中にいてなかなか動かないので写真を撮ってしばし待つ。トドマツ樹林帯の中、急登のジグザクした道を汗を拭き拭き登る。2、3、4合目と順次看板が現われた。が、5合目はなかなか現れない。這松帯となった稜線に立ててあった。看板には「こここで8割クリア」とあり、立ち位置が変な看板でした。稜線から一度下り、登り返して岩場地帯の山頂に到着。頂上からは先に登った雌阿寒岳等の山々が見える。眼下には阿寒湖、すばらしいロケーションを楽しんだ後下山しました。(M・実雄)
羅臼岳は天候不順により計画を変更し25日に登ることとした。朝から快晴。最高の登山日和だ。5:40登山口を出発。これから長い樹林帯を延々歩く。急な登りもなく、涼しくて快適。しばらく歩くと黒い大量の糞。やっ!これ熊のじゃないかといったら、Nさん「きっぱり、熊の糞はこんなんじゃない」と。ホットしてひたすら登る。時々、やっほーと叫んだりして進む。飽きるほど歩いて雪渓が見える所にきた。登るぞと心を奮い立たせる。アイスバーン状のところもある。これを越えた向こうにはどんな景色が広がるのだろうという思いで羅臼平に到着。ここから見た雄大な羅臼岳を見たら、どうしても頂上を踏みたい。11:35出発。はじめはハイマツ帯。途中から大きな岩の急な登り。12:40頂上到着。360度の大展望。海の向こうに国後島。我々はゆっくりできないので、早々に下山開始。雪渓の下りでは登り以上に注意し、下り終えるとホッと一息。これからは長い長い樹林帯だ。こんなに長帳場になるとは思っていなかったので飲み水の残量が心配。少しづつしか飲めない。銀銘水も通ったが、飲むわけにもいかず、我慢した。水がもうない。18時までに着いてくれと心で祈った。18:05木下小屋。みなさん長い間待たせてごめんなさい。でも登頂出来て良かった。(I.ひとみ)
朝5時ロッジ風景画を出発、玄関には昨日依頼した保温BOXに各人2個のおにぎりが準備されていました。ロッジ風景画は斜里岳の麓なので、雌阿寒岳の登山口までは約2時間のドライブ。到着した登山口の野中温泉コースから登山開始。トドマツ林を1時間、這い松帯を1時間、ガレ場を1時間で頂上に到着。しかしガスで周りが良く見えない、岩燕の鳴き声と飛行機のような音が聞こえる。風も吹いていたが、下るまで2分待って!と女子2名から声がかかる。
少し待つとガスが晴れた。すると爆裂したあとのカルデラ湖や噴出蒸気、カルデラの向こうには雌阿寒富士の全体が見渡せる。噴火の溶岩流出、固まった様子などが想像できる。素晴らしいパノラマだ!。途中気象庁の職員3名が噴火兆候の観測に来ていた。ガスマスクを持って火口湖近くまで行くそうです。雌阿寒岳はなかなかすばらしい山で、皆さんにはオンネトーコースから入り雌阿寒富士・雌阿寒岳頂上・野中温泉へ下山の周回コースがお勧めです。(I.直司)
北海道山行の一座目。まずは斜里岳を目指しました。小雨の中、気合を入れて元気よく?出発!しかし、想定外の多すぎる渡渉が待っていました。谷川をへつったり飛んだりし合わせて12ヶ所。時間がかかりました。水量がもう少し多ければ撤退もあり得ました。下二股から新道コース(尾根)を歩き、熊見峠を過ぎ上二股からはザラザラの胸突き八丁の急登を40分。コルに上がるとかかっていたガスは切れ、頂上に到着した時には運よくパッと展望が開けました。木々の緑とニッコウキスゲが美しい!。上り4時間弱。この日泊まった宿のオーナー(登山ガイド)曰く、斜里岳は羅臼岳よりもきつい!とのこと。なるほど、確かに疲れた!。でも、下山後に泊まったペンション「風景画」は素敵で、もう一度泊まりたいおすすめの宿でした。(I.乃里子)
ステップアップ講習会へ参加してきました。
一泊二日の日程で国立登山研修所でクライミングの基礎知識を学びます。初日の午前中は机上講習と基本のロープワークを学びました。午後からは体育館にある人工壁と外にあるクライミング用の壁でトップロープとリードクライミングの実習をしました。翌日は雑穀谷の自然の岩壁で、昨日学んだ技術を使ってクライミングをしました。クライミングでは登る前にお互いの道具がきちんとセットされているか確認したり、テンションを掛ける時やビレイを解除するときなど、一つの一つの動作をお互いがコミニュケーション取りながら行うことが大切なんだと思いました。足が付かない場所で腕の力だけで落ちないよう耐えている時に下から「がんばれ!」や、そこを何とか登りきった所で「ナイス!」と下から声援を掛けてくれる瞬間が一番楽しく感じた場面でした。(I.洋平)
小川山(廻り目平周辺の岩場)にクライミングに行ってきました。当会からは私1
名、めっこ山岳会2名、他東海・関東から6名の総勢9名です。1日目は、マラ岩、姉岩でクライミングをしました。マラ岩の頂上からの景色はよく、以前登った「烏帽子岩 左稜線」がよく見えました。シングルピッチ2本登ったところで、雷雨になり撤収。自分の経験では一番の雨で、防水のはずのザックの中が濡れていました。早々と金峰山荘に入り、宴会となりました。2日目は、屋根岩2峰へ行きました。石川の3名+1名はマルチピッチルートの「セレクション」を登りました。クラックルートは苦手ですが頑張りました。その後シングルピッチ2本「ちゃわんむし5.11a」,「甘食5.10b」を登って帰りました。充実した2日間でした。小川山は石川からは遠いですが、何度でも行ってみたいです。(E.英徳)
16日の祭日に別山へ登ってきました。私は初めて行ったのですが、ブルーベルにとっては清掃登山などでよく行く機会があるお馴染みの山だそうです。猛暑の中、少し登っただけで汗が流れ落ちてきます。チブリ尾根にはニッコウキスゲやササユリが群生している箇所がありました。チブリ小屋を通過するとガスの中に別山の姿が見えてきました。この時点でかなり体力を消耗したのでとにかくゆっくり一歩ずつ進んでいきます。稜線に出ると頂上までの道が綺麗に伸びていました。ガスがかかって遠くまでの見晴らしはあまり良くなかったですが、爽やかな風と時々見える青空にとても癒されました。喉がカラカラになって顔と腕も日焼けして、翌日は筋肉痛になった脚を引きずって職場へ向かいました。またこの夏山の季節が始まったんだなあと感じました。(I.洋平)
『夏が来れば思い出す遥かな尾瀬、遠い空』と思わず出てくる尾瀬に『夏の思い出』づくりに、行って来ました。14日は土曜日とは言え仕事のある人もいて、夕方出発し、途中で仮眠をとり、15日に市ノ瀬から燧ケ岳のミノブチ岳、俎グラ、紫案グラを縦走し、見晴十字路の小屋に宿泊した。ここには、山とは思えないくらい立派な山小屋がたくさん建っていた。次の日に尾瀬ヶ原を通り至仏山、小至仏山を登り鳩待峠に下りてきた。尾瀬沼に生えるニッコウキスゲ、花の終わった大きな水芭蕉、広々とした尾瀬ヶ原、あたり一面のワタスゲと澄んだ池糖、時々見せる咲いたばかりの小鬼百合が印象的だった。(T・ 逸夫)
無雪期に登れる登山道が拓かれた十数年前からいつかは…と思っていた毛勝山にようやく行って来ました。やはり、長かった。のぼり6時間半もかかりました。もうアイゼンはいらないと思っていましたが、あったほうが楽に行けました。今年はやはり残雪が多いようです。尾根に出ると左に僧ヶ岳、右に大明神山、さらに後立山連峰、頂上では釜谷山、猫又山、剣岳、すばらしい景色でした。チングルマが拡がる頂上にいつまでもいたくなる最高の1日でした。(N・香子)
会員4名で泳ぎで人気の沢へ行きました。林道に車を止め、取水堰堤から本流を下り、赤坂谷出合へここからの廊下帯、釜や淵のへつり小滝も多く、8m位の滝も有って中々面白い、シャワーや釜のへつり、水中とルートは各自思い思いに進み・・617mの二股を過ぎると赤木沢の様なナメ群が続き気持昂ぶるがすぐに予定の710mに着いてしまい・・小休後、ここの小枝沢より770mコルへ上がり、尾根から小沢を下りツメカリ谷出合着で昼食、出合の滝6mを登り、後、谷を下降も滝の取付きで左足痛め?、元々の高所恐怖症、後のツメカリ谷下降、次々と出てくる滝壺への飛び込み皆快適に楽しんでいるが、自分は恐怖で?全く飛び込めなくて時間をかけて皆に迷惑をかけ御免・・・。本流もほとんど泳ぎ連続で身体も冷えるが暑い。一日中贅沢な遊びを楽しみました。(N・展明)