今年も5人で全国的に不安定な天候の中比較的雨天を免れそうな中央アルプス方面を計画。1日目、午後発、途中小雨も木曽駒高原辺りで天気回復し道の駅にて泊。2日目、曇、高原Pから歩き1600m地点から入渓、幸ノ沢を遡行、堰堤を1つ越えると、滝の連爆帯、登高差800mの間、大小の滝、25個以上あり。ほぼ水際や側壁をフリーで登れる渓に皆満足。7合目小屋を経て下山。温泉入浴後、伊那にて泊。3日目、霧後晴、バスでしらび平へ。ここで西横川遡行組3人(西横川、滝20個以上有り)木曽駒ヶ岳,宝剣岳組2人の別行動、14:00千畳敷で合流しロープウェイで下山し西沢渓谷にて泊。4日目、晴、笛吹川、東沢、釜の沢遡行 スラブとナメ滝、千畳のナメ、両門の滝等、何度来ても感動する美渓にパワーをもらう・・両門の滝より下降、Pに戻る前に、西沢渓谷、三重の滝も見てPに着く、明日は雨予報なので温泉の後、予定を変えそのまま石川へ帰る。(N.展明)
テントを持って初めての白山テント泊に行ってきました。コースは別当出合から砂防新道を通って南竜へ向かいます。そこでテント泊をして翌朝、展望コースから室堂と頂上に至ります。帰りはトンビ岩コースで南竜に戻って帰りました。今回の大きな目標は山の中でテント泊をすることでした。テントを入れたザックはパンパンになって、重さもいつもの倍になったようでした。天気は2日間とも良く、青空と白山の緑と南竜山荘の赤い屋根のコントラストがとても綺麗でした。よく晴れたせいなのか夜はとても冷えて翌日は木道に霜が降りていました。展望台まで登ると雲海と北アルプスの山々や乗鞍岳がはっきり見えました。だんだん空が白んできたなと思うと、太陽の光が真っ直ぐに目に飛び込んできました。白山の御来光は神々しくてしばらく見惚れてしまいました。地元の山で無事にテント泊デビュー出来たのが嬉しかったです。(I.洋平)
夏のスコーミッシュは日本より空気が乾燥していて、そんなに暑く感じません。現
地には日本人クライマーが我々の他15人くらい見かけました。また、マルチピッチ
で渋滞するとこちらの人は、先行パーティにプレッシャを与えない程度に離れて待っ
てくれるので親切だと感じました。8月14日はTHE CHIEFエリアのSquamish Buttress 5.10c
マルチピッチ 全7ピッチ」を登りました。私とOさん、TさんとMさんの2パーティで登りました。カムルートの5.10cマルチピッチは私たちの力量を超えたグレードです。しかし事前の話では、核心の5.10cピッチにはハーケンがあり、スリングをかけるなどして登ると簡単に登れると聞いていました。登山道を30分ほど歩き「Boom Stick Clack5.7
マルチピッチ 全2ピッチ」を登攀。そのあと10分ほど歩いたところにSquamish
Buttressの取りつきがありました。快調に登り、核心ピッチ手前にある5.8と5.9のクラックもなんとか登ることができました。核心ピッチにくると話に聞いていたハーケンが1本もありません。これは困りました。Tさんが2パーティ分の小さなカムをもって登りました。Tさんは1時間近く奮闘しトップアウト。私のパーティもTさんからロープをもらいトップロープで抜けました。登攀を終え3分歩くとThe
Chiefの1stピークに到着です。無事に登れてほっとしました。Tさんありがとう。(E.英徳)
カナダ・スコーミッシュへクライミングに行ってきました。バンクーバーから車で1時間強。会員2名、他2名でした。スコーミッシュは小さい町で、車で5分くらいのところにチーフ(Stawamus
Chief)という大きな岩山があります。ここを中心にクライミングしました。マルチピッチルートや、シングルピッチルートを登りました。基本的にはカムを使うルートで、割合は少ないがボルトルートもありました。8月13日は、Shannon Falls エリアの 「SkyWalker 5.8
マルチピッチ 全5ピッチ」に、Mさん、Oさん、私の3人で行きました。核心の2ピッチ目、3ピッチ目はクラック登り。スコーミッシュだとクラック登りがうまくなった気がします。4ピッチ目はアンダーガバをもってのトラバース。高度感が気持ちいい。クライミング終了後、すぐに下山せず10分ほど山を登ると、hannon
Fallsの滝の落ち口にでました。小さな自然のプールもありとても気持ちのいい場所でした。(E.英徳)
19日7:20室堂スタート。雷鳥平から1時間で剣御前小屋へ。Yのスピードについて行けずいささかバテ気味。剣沢を下り、源次郎尾根を見上げ思い出にふけり、長次郎雪渓で点の記を語り、八峰のとっつきを探りながら、真砂・二股へ。三の窓雪渓と裏劔に感動しながら千人峠へ、千人池に寄り道して池の平小屋2時45分着。ガンコ親父に情報を仕入れ、風呂に入り熟睡。翌日は4:40スタート、小窓雪渓は意外と長くアイゼンがきく。ルートファイティングしながら小窓の王の基へ。風が強い寒いぐらい。第2ルンゼの怖い雪渓で、念のためザイルを出して難所通過。三の窓にはテン場がいくつもある。池ノ谷ガリーを慎重に登ると稜線からの展望が開ける。八峰やチンネを見ながら長次郎の頭へ。ここから源次郎側に巻いてコルから本峰まで一息、5時間で頂上だ。室堂までは夏の山行を振り返りながら、ガス湧く道を急いだ。(N.和純)
友人4人と行者小屋で一泊後、赤岳、横岳,硫黄岳を縦走し本沢温泉に下山、稲子湯から小海駅、佐久平駅を経由し金沢に戻ってきました。35年ぶりの山という友人もいて、のんびりゆっくり歩きました。山はすでに秋めいて小屋ではストーブを焚いて暖をとりました。久しぶりの南八ヶ岳。快晴の展望でした。人は相変わらず多いですがコンパクトながら色々な顔をもつ八ヶ岳は楽しいですね。白山の隣にあったらいいな!と思いました。笑 (I. 乃里子)
山の日の11日から2泊3日で双六岳から黒部五郎岳を歩いて来ました。小池新道も双六小屋も、自分が初めて北アルプスを訪れて以来で、小屋の食事も当時のまま、とても懐かしく感じました。1日目 はその双六小屋までのんびり、2日目に三座登って三俣山荘泊、最終日は三俣山荘から一気に新穂に下山。天気が安定しない3日目間で途中敗退もありかと思ってので、三座とも登れて良かったです。盛りは過ぎてるとは言え、まだまだたくさんのお花畑に癒され、三俣山荘のレストランから夕食時見えたゴツゴツの北鎌尾根。先週歩いたんだなぁと、実感するとまたドキドキ。のんびり、思い出に浸った楽しい山行になりました。(W.広美)
8月5日から7日までメンバー3名と去年は悪天候で中止になった大キレットから北穂高岳縦走を念願叶って行う事ができました。1日目は上高地から槍沢ロッジに泊まり2日目は天狗原から大キレットに挑戦。長谷川ピーク、飛騨泣きと緊張の連続でしたが日本で一番高い所にある北穂高小屋に何とかたどり着くことができました。翌朝、朝から霧と強風の中出発しましたが奥穂高に向かう涸沢岳までの岩場は濡れていて滑りそうな恐怖と身体を持っていかれそうになる強風に昨日の大キレットより怖く泣きそうになりながら進みしましたが、途中に雷鳥の親子に出逢いホッと気持ちも癒されて、無事奥穂高岳も登頂し岳沢ヒュッテ経由で上高地に下山しました。今までに経験した事の無いような緊張の連続の山行でしたが、穂高岳連峰の展望は登った者だけが見れる最高の景色でした。(T.明美)
会員T.Y.W.Nの4名で、「孤高の人」加藤文太郎の舞台となった北鎌尾根へ。5日、7:30上高地Sです。水俣乗越を越えて天上沢北鎌沢出合でテン泊です。槍沢ロッジから分岐へ、乗越には14:15。ここから転がるように下り、17:00テン場です。翌朝3:30起床、星空快晴だ!。4:40S,北鎌沢右俣急登をあえぎ、6:55コル到着。天狗の腰掛2750mで休止、独標底部ザイルをかけてある箇所からは巻いて、2845mからは1950m千丈沢まで切れ落ちている。 スラブを慎重に登り、9:40独標トップ2899m。ここからは、切れたつ岩稜歩き、離れず近寄らず気持ちを一つにして、5個ピークをアップダウン、2860mで30分大休止。風が気持ち良い。北鎌平へのザレタ稜線も、ようやく独標の高さを越え12:50に3000m到達。首が痛くなる角度に槍がある。岩稜の質が変わり、たどってきたルートを振り返り、北鎌尾根を楽しむ。いよいよ最後の180m直登です。ガリーを2つ越え、13:55神社横頂上に出て、4人で手を重ねて踏破をかみしめた。(N.和純)